星壺の底にて

きれいだね

不完全燃焼こそ/『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage -track.2-配信感想

※ネタバレ込み

ヒプステはtrack1に推しが出ると決まってから原作を一通り履修してステラボールに行ったらめちゃめちゃに楽しかったコンテンツ。なんかよく分かんないけどとにかく楽しいんだ!考えるな感じろ!浴びろ!系の2.5次元舞台。

舞台化が決まってから原作を履修したから永遠に"原作ファン"にはなれないけれど、そんな中でもわたしはシブヤ・ディビジョン“Fling Posse”が好きだ。俳優ファンだから当たり前に入間銃兎さん贔屓で作品の中で推しと呼ぶなら左馬刻だからもし全ディビ揃うような現場があればハマの女として向かう。でも、ディビジョンとして好きなのはシブヤなのだ。ちなみにナゴサカの音源を聴いたら蘆笙先生のことがめちゃめちゃ大好きになった。ややこしい。

さて、track2の話。
track2はtrack1の正反対のつくりだった。なんせGimme The MicとDon't Pass The Micだものね。
track1はイケブクロVSアカバネ(悪役)とヨコハマという構図だったのに対し、track2はシンジュクVSアサクサとシブヤ(悪役…?)という構図だった。細かいことはさておき、今回の黒幕がシブヤ(乱数)だというのは事実。
track1を引きずったまま観たから今回はアサクサはどんなふうに悪いのだろう!と構えていたらめちゃめちゃいい人たちだったし巻き込まれ被害者でなんだかやるせなかった。ヒプステのオリジナルディビジョンはH歴が生んだ被害者の分かりやすい形なのかもしれない。アサクサもアカバネも。

シンジュクとアサクサは尊い交わりをしたはずだった。かけがえのない関係になれるはずだった。飴村乱数はそんな彼らをかき回し、ぶち壊した。アサクサの人たちの記憶が消された瞬間の絶望といったら!
ほんとうにモラルがない。人の心がない。まあ飴村乱数はそうだよなあって""原作を一通り履修した他ディビの俳優ファン""は思う。
でも!!でも、である。あれだけやりたい放題やっておいて、幻太郎と帝統に対して「最高のぽっせ」と言うんだ!しかもそこに裏なんて感じさせない。「最高のぽっせ」という言葉が飴村乱数をここに立たせている。
わたしがぽっせを好きだと思う理由はここにあるのかもしれない。それぞれが他者に対する冷たさを抱えながら、秘密を抱えながら、あたたかい背中を分かち合える。ただの「Fling Posse」であるのだけれど、実はそれが彼らにとって一番大切なのだと思う。

飴村乱数の弱みはぽっせかも、と思うけれど、彼らは弱みになるほど弱くないからぽっせなのかもなあなんて考える。

わたしこんなにぽっせのこと好きだったっけというくらいぽっせのことを考えてしまう。飴村乱数について考えてしまう。

だって、なんせ、乱数ちゃんがめちゃめちゃ乱数ちゃんでよかったんだ!


ここまで書いたあとにBefore The 2nd DRBを一通り聴いた。(しんどかった。)
ヒプステは原作とは別軸のオリジナルストーリーを描いているけれど(ここで別軸と言い切るのはシアコンで"舞台版"の決勝を実施しているから)、いい感じに原作の要素を拾い上げて板の上に"再現"していると思う。
乱数ちゃんが"人間味がない"に情緒を乱されていたのはぽっせのドラマパート(噂のマリオネット!)からきているのだと聴いて初めて気づいた。原作を知らなければ気づけなかったこと。それがあるのは原作ファンとしてはかなり楽しいのではないかと思う。
乱数ちゃん、人の心がないとか言ってごめんね。でもまあ、それはそうだよ。
とは言っても人の世界で生きていれば心を得ることはできる。(つい先日最終回を迎えた仮面ライダーゼロワンでもAIが心を持っていたじゃないか。)中王区が言うには"失敗作"だけれど、失敗作がなぜディビジョンバトルの舞台に立たされているのだろう。中王区の遊び心でしかないのでは…なんて考える。乱数ちゃん本人がどう思おうと、中王区がどう思おうと、わたしは飴村乱数がFling Posseに出会えたことがこの世の幸福だと思うけどね!
乱数ちゃんの「最高のぽっせ」があんまりにも印象的だった。あとシアコンのぽっせのドラマパートでめちゃくちゃ泣いた。

乱数ちゃんのことしか書けなかったけれど、シブヤもシンジュクもアサクサも一人一人がみんな本当によかった。
いろいろ書きたいことはあるけれど、とにかくヒプステはただひたすらに楽しい。楽しいのだ。
推しもいないし時間が取れるときに全公演配信の恩恵に与ろうと軽い気持ちで観たのだけれど、なんやかんや複数回観た。わたしとしては推しがいないのに何度も観るのはあまりにも珍しい。いつのまにかヒプステそのもののファンになっている。

track1の感想もろくに書けていない。考えるな感じろ!とは言うものの、感じるものの情報量が多すぎる。
そんなことを書けていない言い訳にしながら、取り急ぎ下書きの供養として綴っておく。
タイトル回収していないけれど、これはこれでヒプステtrack2を一言でまとめた感想なのでそのままに。

そして最後の最後で衝撃が。


track1の"いっちゃんとカズ"の「二つの影」の背景で唐突に上がっていた花火、ベタな演出だなと思っていたけれど、まさかの繋がっていた。
同じ時に存在した二つの物語。



感想のお題があれば(?)全力で書きます。
marshmallow-qa.com


\セイヤッソイヤッ!/



更新したらシアコンの結果が出ていた。
せめてごめんねと言えたらよかったのに。
なーーんて思ったよ!