star vase

あふれることばたち

今また灯る楔/りぶWアルバム「MYLIST」「PLAYLIST」によせて

ネットシーン唯一無二の歌い手・りぶが活動10年の歴史を詰め込んだベストアルバムをリリース!
youtu.be
www.jvcmusic.co.jp

りぶさんに出会ったのは高校生の時だ。
当時は周りの友人たちの間でも、はたまたSNS上でもボカロや歌い手の文化が流行していた。Circle of friends*1とかの時代である。(COF vol.3にふらりと参戦したのを思い出した)
わたしはボカロ曲にも歌い手にも疎くて、なんとなーくニコニコ動画で歌ってみた動画をぼんやり再生しているぐらいだった。そんな時に出会ったのがりぶさんだ。誰かにすすめられたわけでもなく、自分ひとりで突然出会った。
直感だった。直感で惹かれて、歌を聴き続け、もう8年は経った。
りぶさんの歌声はやさしくて力強くて、きれいだ。揺らがない歌声でわたしの心を揺さぶってくる、唯一無二の歌い手だ。
わたしにとって好きであることは運命で、理由なんていらなかった。ただただ好きだからたくさん聴いたし、当時は生放送も追いかけて、それから一度だけイベントにも足を運んだ。
高校時代の思い出はほとんどりぶさんの歌声と共にあると言ってもいい。通学電車に揺られながらイヤホンから流れるのはりぶさんの曲だった。高校の制服、電車、とくれば続くのはりぶさんと言うほど。

あの頃から今まで、ずっと忘れていないことがある。彼がよく言っていたこと。生放送やイベントなど、いろいろな場でよく言っていた。
たとえば十年後の未来に"りぶ"という歌い手がいたことを忘れても、飽きてても、あるいは嫌いになっていても、それでもいい。今この瞬間"りぶ"の歌を聴いてくれていることがうれしい、誇りに思う、と。またはもしも遠い未来でふと思い出して歌を聴いてくれたとすれば、こんなにうれしいことはない、と。
今聴いている人が高校生なら、あなたの高校時代のひとつの時間を"りぶ"にくれたことがうれしい。そんなふうに言っていた。
びっくりした。そんなことを言うんだって。同時に、このひとのことはものすごく信じられる、なんて漠然と感じた。それから、当時高校生だったわたしに突き刺さったのだとも思う。
このことを言っていたのは一度ではなかった。だからかな、今でも頭の中に刷り込まれている。一言一句ではなくとも、その内容はしっかりと。意味はけして違えない。

それからりぶさんの活動は一時期少なくなり、「化石」なんて愛称までついて。笑
わたしは大学生になり他にものめり込む趣味ができて、根強いファンと言えるほどではなくなったけれど。
でも今思い返しても大学まで歩いていた景色の記憶はさまざまな音楽と共にあり(イヤホンを家に忘れると一日中沈むタイプの人間だった)そのひとつはたしかにりぶさんの歌だった。音楽とはいい意味で手軽で、いつでも聴けるから。
そういえば2年8ヶ月ぶりの歌ってみた動画「ドラマツルギー*2がUPされた時は舞い上がって今みたいにブログ*3を書いていた。うれしかったなあ。やっぱり好きだったことがあの時も、身に沁みた。

近頃は動画投稿やSNSでも多々すがたを見られるようになり、また新しい歌声を聴くことができてそのたびにわくわくしている。いつ聴いても元気をもらえる。
社会人になった今、のんびりゆるゆると、彼の声にふれている。
人柄というのは声や風貌に出るものだと思う。なんというか、隙なく好きである。
かつて足を運んだリリイベのサイン会(握手会)で会ったことがあるけれど、顔立ちもまさにハンサムという表現がしっくりきて、何の因果かわたしの好きな系統だった。偶然にしてはさすがに…と今になって思う。
そんな、思えば人生初の"現場"で。喋り下手のわたしにもしっかり目を合わせてやさしく接してくれたこと、あの時見た景色を今でもずっと覚えている。
あの時も言っていたよね。たとえばの十年後の話。

今。
"りぶ"の活動の軌跡がぎゅっと詰め込まれたベストアルバム「MYLIST」そしてアコースティックカバーアルバム「PLAYLIST」がリリースされた。
それをわたしは予約して購入し、パッケージをひらくワクワクを感じ、じっくり聴いている。
そんな2021年。
かつての未来である。
かつて、たとえば数年後の未来に"りぶ"の歌を聴かなくなっても、と言っていた。でも今でも聴いているよ。ずっと聴いてると思う。8年ってそういう、"ずっと"を証明できる長さだと思う。
かつて、今この瞬間を、時間をもらっていることがうれしいと言っていた。今でもあの頃の思い出は大切だし覚えているよ。そして今でも、あなたの歌を聴いて元気をもらっている。仕事がしんどいときも気分をすこしでも上向きにすることができた。

この広いインターネットの海で、はたまた地球のなかで。その片隅でひっそりと歌を聴き続けていた者がいる。そのことをひっそりと広大な世界にそっと流しておきたくて、この記事を書いた。
CDは発売されるたびに買い続けていた。それってすごいことだなあ、と自分のことながら。
アルバム発売前夜の生放送で最後に話していたことは、高校時代に聞いてつよく印象に残ったあの話と同じだった。いつかの未来CDを引っ張り出して聴いてもらえたなら。あの頃からその芯が変わってなくて、きっとそんなりぶさんだから今でも好きなんだよ。
そしてわたしのようなひとが他にもたくさんいるらしいことも知った。それはそうだ、そうに決まっている。

すべて、りぶさんが今活動してくれているからだと思う。
そうでなくともたしかに聴きたいときにいつでも聴けるし、聴いてきた。
だけれど今この瞬間の感慨深さや高揚感、それらはこのベストアルバムによってもたらされている。今こんなにわくわくしていて、楽しくて、幸せを感じられるのは、今でも歌ってくれているからだ。
音楽の力ってやっぱりすごいもので、その音ひとつで心が救われる。これほど好きな歌声に出会えたわたしは幸せ者だと思う。

ベストアルバムには時の流れが詰まっているようにも思う。
懐かしさや、あぁこの曲も収録されている!といううれしさ、かつてを辿るような心地。そしてやっぱり大好きな歌声。聴くだけでしんみり。
はじめから今までずっと直感だったし、言葉になんてできない。ただただ揺さぶられるんだ。この揺らがない、つよくてやさしい、きれいな歌声に。
ずっと歌ってくれていて、ほんとうにほんとうにありがとうございます。

今回のオリジナル曲「mylist」に

たとえ神様が人間(ひと)を羨んだとしても
奪えないよ 楔は消せないよ

という歌詞がある。
3rdアルバム「singing rib」をリリースした頃、りぶさんはもし今聴いている人が中学生なら、高校生なら、いつになっても思い出せるその学生時代の大事な"楔"を打つ役目を自分にさせてもらえたことに感謝を、と言っていた。そのことを思い出した。
学生時代の思い出にしっかりと残った歌声は、今あの頃を思い出すときに必ずそこにある。ぜったいに消えない。
りぶさんのオリジナル曲「singing」「fossil」「mylist」はとても聴き心地のよい曲で、順番に聴くのもまたりぶさんの活動の軌跡を感じて、感慨深い。
朝焼けからはじまる日常、そんな日々をりぶさんの歌はあざやかに彩ってくれる。時は流れ、この数年に灯された彩りをわたしは忘れない。
出会いは突然で、びっくりして、その歌の力はたしかに怪物(けもの)のようでもあるのかも。
「mylist」の"ねぇ忘れないでいてよ"という歌詞に勝手ながらこたえたくなる。忘れないよ。
今までのCDも、思い出も、歌を聴いた記憶も、りぶさんの歌すべてがわたしにとっては宝物。
ベストアルバム/カバーアルバムの発売、おめでとうございます。
十年をも超えるながい時の流れの中で、歌っていてくれてありがとう。やっぱりずっとだいすきです。
せっかくだからもっともっと彼の声にふれたい。
アルバム発売をきっかけにそんな気持ちがあふれ、ひとまずりぶさんのツイート通知をオンにした。
そんな今。また思い出をひとつ、ふたつと増やしていく。明日の通勤BGMはMYLISTに決まりだ。

marshmallow-qa.com

りぶさん。
あなたに出会った当時高校生だったわたしは今社会人三年目をやっています。UPされる動画は欠かさず見て聴いて、CDは毎回予約して買っていました。気ままに聴くばかりだけれど、いつ聴いてもずっと変わらず大好きです。歌い続けてくださることに感謝を。わたしの日常に楔を灯してくださり、ほんとうに、ありがとうございます。

変わらない感情に花束を/水江建太BirthdayEvent2021によせて

今年もだいすきな推しへ。


お誕生日おめでとうございました♡

わたしにとっては三度目のおめでとう。なんだか感慨深い。
今年もいっぱいいっぱい幸せでだいすきだった!
一年前とは応援の質も変わってしまったことでこのブログもどうしようかと思ったけれど、自分の感情は自分のものだから書き残すことにする。

建太くんのバーイベは今回で三回目。そろそろ分かってくるものがあり、わたしとしてもこれまでのようなウルトラハッピーハイテンションというよりゆるやかなしあわせが心地よいおだやかな感覚。
ゆるっとぐだっとしたオープニング。
推しがコーヒーを飲んでいるのをファンが眺めるだけの時間。これは一年目に冗談交じりにそう称して友人たちになにそれって笑われて楽しかったのだけれど、二年目も三年目も変わらないから今はもうひたすらにっこり。いつものニコ生配信もそんな感じだから、もうなじみのシーンだよね。コーヒーが好きなあなたが好き。わたしとコーヒーの趣味がぴったり合うところも好きだよ!ビスコが登場したのは今年ならではかな。笑

おなじみ質問コーナーに今年はプチハッピーニュースやお悩み相談も加わって。
ひとのしあわせをよろこべるところが好きだなあなんて思った。いいよね、わたしもうれしくなる。顔も知らないだれかのプチハッピーを聞くだけでも心は上向きになる、そのうえ推しもハッピーでそれでまたわたしはにこにこしちゃう。二重でしあわせになるいいコーナー。いつもの配信でもやっているけれど、バーイベでもやってくれてうれしかった。このコーナーを取り入れるような推しが好き!問題はわたしにプチハッピーのネタがなかなかないこと…笑
お悩み相談も取り入れてくれてうれしかったー!あくまで建太くんの答えを聞きたい、とわたしは思っている。いろんなひとの、それぞれの悩みに対する。
ちょうど一年くらい前に配信のおたよりコーナーでお悩み相談が続いていた。あたりまえだけど、人生の大先輩みたいなひとの回答ではないのだからものすーーごくためになる答えが返ってくるというわけではない。だけど真剣に聞いて考えてくれる、その姿勢がすきだった。何なら答えも、なんというか、いい感じで。だからちょっとしたお悩み相談をしたいひとが多いのだと思う。悩み事の本質的な解決を求めているわけではなく、彼ならどう考えるのかなっていうところを知りたい。建太くんだから相談したい。少なくともわたしはそう思っている。
あとお悩みの内容からその人の人柄を読み取って褒める、みたいなところがあるなあと。これはわたしも直に経験したことがあって(それこそ配信でおたよりを読まれたことがあるから)、そんなふうに見てもらえると"ほっとしたときに出る涙"にも似たものがあふれそうになる。この傾向にしっかり気づいたのは実はたった今なのだけれど、いやはやそういうところが好きだ~~~!!ってつくづく感じる。
あぁやっぱり、あのときほんとうにうれしかったんだ。おたよりを読まれたとき。ちょっと改めてしみじみ。

そして毎年恒例の""マスターの休日""こと一年に一度の旅動画!
一年目は箱根、二年目は伊豆、そして今年は函館!
コートが写真集で着ていたもので沸いた。スタイリストさんに誕生日プレゼントとしていただいたそう。(こういうエピソードにすごく弱い)
とにかくジンギスカンがおいしそうでわたしも北海道に行きたくなっちゃった。焼いたお肉を先にマネージャーさんに取り分けているのを見て、さりげなくそういうところが好きだなあなんて思ったり。
マネージャーとのトランプ対決、前日に一度勝ったからもうしない!って言いながらもアンパ●マントランプを出された途端にやる気を出しちゃう幼児芸がやっぱり好き。笑 幼児芸を一向にやめないところがもういっそ大好きだよ(?)
毎年楽しそうで、そんなすがたを見れてうれしい限り。彼のおもしろさやさりげないすきなところがほとんど素の状態のなかでたくさん垣間見えるのがこのコーナーのいいところだなあと思う。飾らない本質ここにあり、みたいな。どうしてこんなにいいコーナーなのかなって考えた今のところの結論。

旅動画の次のコーナーが毎年ちがうポイント。
今年は「みずえようちえん」
びっくりでしょ。笑
昼の部では"みずえせんせい"、夜の部では"けんたせんせい"のエプロンを着ていて細かく凝ってるなあとか思ったし(そういうところも好き)わたしたちは園児だった。
建太くんのこういうあたりのセンスが好きっていつも言ってる。
で、何かというと、"絵本"だった。えほん。
思えばずっとおえかきしてるんだよね。驚異の画力を持つ推しはファンの前でずっとおえかきを続けてる。一年目のバーイベのグッズだったスマホリングも、二年目のエコバッグも、味のあるどうぶつたちが描かれていてわたしはけっこう、かなり、気に入っている。ニコ生配信でも描き続けていたね。
その集大成(?)ということで絵本をつくったらしい。おどろくべきことに絵本の才能もあるらしい(!)
ストーリーがとてもいい意味でシンプルでよかった。正直びっくりした。どうしてそんな才まであるの……?って。え、すごくない……?

そういえばこのコーナー、去年は「けむたすチャレンジ」で建太くんにやってほしいことを事前募集してその場でくじ引きして実行するということをやっていたのだけれど。そのときに25歳の目標を漢字一文字で習字で書くというお題で"吉"を運べる人になるということでとっさに"吉"と書いていたことに感動したのを去年の自分の記事を読み返してて思い出した。
本人は覚えていないかもしれないけれど、ほんとうに"吉"を運んでくれたなあって今しみじみ感じている。
まずファンとの交流の場にプチハッピーニュースというコーナーが設けられたことがそう。わたしたちはおたよりを応募するためにちいさなしあわせを日常の中から意識的に見つけようとするし、そうでなくてもこのコーナーは聞いているだけでもしあわせになれる。ある意味、吉を運ぶことそのものだなあと。
それからBANANA FISH東宝ミュージカルへの出演、荒牧さんとの期間限定ユニットでCDが出ること、などうれしいおしらせも多くあった。個人的にはおたよりを読まれたとき、建太くんの答えがほんとうにうれしかった。選ばれたことだけじゃなくて言われたことが。ずっと大切な思い出。
ファンからすればたくさんの"吉"を受け取っているよ。いつもありがとう。

そしてサプライズのターンでケーキが登場、ハッピーバースデーの歌を手拍子で届けたり。会場が手拍子だから建太くん自身が歌ってるのがなんだかじわじわとよかった。笑

最後は今年もライブコーナー。
一年に一度、建太くんの音楽を聴くことができる大切な時間。
ほんとうにほんとうに大好きだなあと思う。やっぱり彼の音楽が好き。曲の雰囲気も、言葉、世界観、声…とにかくすべてが好き。
建太くんを推しているいちばんの理由は歌だから、ずっとずっと歌っていてほしいと思ってる。
音楽って変わっていくものだと思う。そのとき生まれた音楽はそのときにしかないもの。そのひとのその瞬間の感性が反映されたもの。だからバンドやアーティストの音楽は年代によって評される。
たとえば役者としてなどいろんな経験をもっと積んで、磨いて、そしてよりよいアーティストになれるようにという思いを彼から感じ取っている。今はまだ機ではないのだろうな、という。自分に厳しいところ、妥協しないところがたしかに好きだよ。そういうところがいいんだ、って思う。
だけれど、今の建太くんの音楽も好きだから。それどころかずっと前から好き。だってわたしが一瞬で惹かれたのは、まさにきっかけと言うべきものは、おそらく三年ほどは前につくられたであろうcassisという曲。たまたまライブ映像を見てびびっときたの。それからいろんな曲を聴かせてもらえた。ほんとうに、ぜんぶ、好きだった。
建太くんとしては今ではないのかな、とかまだまだ先なのかな、とか勝手に勘ぐってしまうのだけれど(CDや音源やデビューといった音楽方面の話に関して)。正直なところ、わたしはずっと好きだからずっと音源かCDが欲しいとか早くデビューしてほしいとかずっとずっと思っていて。
まあデビューに関しては、音楽とは厳しい世界であるものだからたしかに時機は大事だし。よく考えたらわたしが八年も好きなひとだってデビューはしていないからそこはもういいかなって思えてきたのだけど。笑
とにかくかたちに残るものが欲しいのよね。だって、今は今で、とてもいいものを生み出しているんだから。素敵な音楽を。
もっと評価されるべきだってわたしは信じてやまない。いい意味で流行りでない、ほかにない、すでに唯一無二といえる作風というか。もっとたくさんのひとに聴いてほしい。だって、好きな人はぜったいに好きだよ。わたしと音楽の趣味が合う人は間違いなく好きだよ。(ちなみに邦バンドに絞るとlego big morlLAMP IN TERREN、雨のパレード、andropあたりである)
時が経つとともに、そして作り手が成長するとともに、生まれる音楽は変わっていくもの。磨かれていくもの。
ならば今この瞬間もかたちとしてほしい、とついつい願ってしまう。
cassisは三年くらい前かな?それよりもっと前であろう曲も聴いた。三年前と今を比べるとわかりやすく変化を思う。たとえばとくに思うのは、ヒプステを経てから曲中です韻を踏むことが増えたかなって。ヒプステに出るまでHIPHOPというジャンルには触れたことがなかったと言っていたし。
bitterの「憧れはけがれに焦がれる」というフレーズが何回聴いてもすごく好きで。この曲はヒプステより後なんだよね。それにしてもほんとう、この言語感覚がはちゃめちゃに好きだなあって今またしみじみ……
そういうわかりやすいところだけではなく、体感的に感じる部分でも変化とはやっぱりあるもの。どんどんよくなってる、というのもすごく感じる。
だけど、だけどだよ?(?)磨かれていくのも変わりゆくのもよく分かるけれど、わたしはずっと前から好きだし今も好き、きっとこれからも好き。だから今この瞬間をもっとたくさん聴きたい(できればかたちもほしいというわがままもあり)って思う。
とはいえ。
今この瞬間の音楽をたくさん聴けるのは今ファンである者、わたしの特権。彼の音楽をずっと聴いてきたんだっていう誇りがここにある。それはそれでとくべつで、いいかもって思ったりなんかして。
バーイベでいつも新曲を聴けることがうれしい。今年もほんとうに大好きだった。大好きすぎて一年に一度では足りないよ。もっとたくさん聴きたい、それが叶う日をいつまでもずっと待ち続ける。そして今この瞬間の感情を大切にする。

音楽のことになると長々と書き綴ってしまう。
だけどけっきょく、このイベントを通して考えたことのひとつには違いないから。


三度目のおめでとう。すきなひとの誕生日というのは、いろいろなことを考える。
今日。一年前ほど、好きだという感情のままにひたすら推し活をしていられなくなった。こればかりはわたしが社会人を舐めていたとしか言えないけれど、生きていくのにあらゆる変化はつきもの。だから"ずっと"応援していくことの難しさを痛感している。"ずっと"という言葉の脆さと果敢なさを。
だけど、どうしてか。やっぱり"ずっと"好きなんだろうなと思う。改めてそう感じた、三度目のおめでとうである。
たしかに自分にできることは大きく変わり、推し事スタンスの価値観も変わった。だけどそれはそれ。そもそも、だれかを好きでいること、推すことに関してはすべてが自分基準であり世の中だとか周りだとかはまったく関係がない。好きであることは何にも阻まれず自由なのだ。
純粋に自分自身とステージの上のあなた。ただのふたり、一対一。そう考えたときに、あぁやっぱり、ずっと好きだなあと。
誰かを好きだ、素敵だと思うことって、だれにでもできること。資格もなにもいらない。応援してなきゃ好きじゃいけないなんてことはありえない、ありえてはいけない。
だからこそ好きだという感情をたしかなものとして持ち続けられるのはすごいこと。
だって、そう思わせてくれるのだから。応援というかたちに変化が起きたとき、そのかたちによって保たれていた「好き」ではない。つまりそれは自分自身の力ではなく推しの力によるものだから。好きでいられるのはすごいことだ。
自分の置かれた環境が変わっても応援のかたちが変わっても、好きだという気持ちが変わらないとしみじみ分かったことでまたひとつ強くなれた、そんな気がする。
推しが好きなんじゃなくて、好きだから推している。
好きだという気持ちを大切に守っていきたい。
バーイベを経てまた感情があふれだして、今そんなことをぼんやりと考えている。

拝啓、わたしたちのマスター。
誕生日おめでとう。
あなたのようなひとを好きになることができて幸せ者だよ。わたしの人生にひとつの彩りを添えてくれてありがとう。
これからもありのままで、貫きたいことを貫いてください。どうか素敵な未来がありますように。
!HAPPY BIRTHDAY!


なお今年のブロマイドの種類は過去最多91種(2019年:82種、2020年:72種)+卓上カレンダー
衣装担当が好きなスタイリストさんでうれしい限り。