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あふれることばたち

変わらない感情に花束を/水江建太BirthdayEvent2021によせて

今年もだいすきな推しへ。


お誕生日おめでとうございました♡

わたしにとっては三度目のおめでとう。なんだか感慨深い。
今年もいっぱいいっぱい幸せでだいすきだった!
一年前とは応援の質も変わってしまったことでこのブログもどうしようかと思ったけれど、自分の感情は自分のものだから書き残すことにする。

建太くんのバーイベは今回で三回目。そろそろ分かってくるものがあり、わたしとしてもこれまでのようなウルトラハッピーハイテンションというよりゆるやかなしあわせが心地よいおだやかな感覚。
ゆるっとぐだっとしたオープニング。
推しがコーヒーを飲んでいるのをファンが眺めるだけの時間。これは一年目に冗談交じりにそう称して友人たちになにそれって笑われて楽しかったのだけれど、二年目も三年目も変わらないから今はもうひたすらにっこり。いつものニコ生配信もそんな感じだから、もうなじみのシーンだよね。コーヒーが好きなあなたが好き。わたしとコーヒーの趣味がぴったり合うところも好きだよ!ビスコが登場したのは今年ならではかな。笑

おなじみ質問コーナーに今年はプチハッピーニュースやお悩み相談も加わって。
ひとのしあわせをよろこべるところが好きだなあなんて思った。いいよね、わたしもうれしくなる。顔も知らないだれかのプチハッピーを聞くだけでも心は上向きになる、そのうえ推しもハッピーでそれでまたわたしはにこにこしちゃう。二重でしあわせになるいいコーナー。いつもの配信でもやっているけれど、バーイベでもやってくれてうれしかった。このコーナーを取り入れるような推しが好き!問題はわたしにプチハッピーのネタがなかなかないこと…笑
お悩み相談も取り入れてくれてうれしかったー!あくまで建太くんの答えを聞きたい、とわたしは思っている。いろんなひとの、それぞれの悩みに対する。
ちょうど一年くらい前に配信のおたよりコーナーでお悩み相談が続いていた。あたりまえだけど、人生の大先輩みたいなひとの回答ではないのだからものすーーごくためになる答えが返ってくるというわけではない。だけど真剣に聞いて考えてくれる、その姿勢がすきだった。何なら答えも、なんというか、いい感じで。だからちょっとしたお悩み相談をしたいひとが多いのだと思う。悩み事の本質的な解決を求めているわけではなく、彼ならどう考えるのかなっていうところを知りたい。建太くんだから相談したい。少なくともわたしはそう思っている。
あとお悩みの内容からその人の人柄を読み取って褒める、みたいなところがあるなあと。これはわたしも直に経験したことがあって(それこそ配信でおたよりを読まれたことがあるから)、そんなふうに見てもらえると"ほっとしたときに出る涙"にも似たものがあふれそうになる。この傾向にしっかり気づいたのは実はたった今なのだけれど、いやはやそういうところが好きだ~~~!!ってつくづく感じる。
あぁやっぱり、あのときほんとうにうれしかったんだ。おたよりを読まれたとき。ちょっと改めてしみじみ。

そして毎年恒例の""マスターの休日""こと一年に一度の旅動画!
一年目は箱根、二年目は伊豆、そして今年は函館!
コートが写真集で着ていたもので沸いた。スタイリストさんに誕生日プレゼントとしていただいたそう。(こういうエピソードにすごく弱い)
とにかくジンギスカンがおいしそうでわたしも北海道に行きたくなっちゃった。焼いたお肉を先にマネージャーさんに取り分けているのを見て、さりげなくそういうところが好きだなあなんて思ったり。
マネージャーとのトランプ対決、前日に一度勝ったからもうしない!って言いながらもアンパ●マントランプを出された途端にやる気を出しちゃう幼児芸がやっぱり好き。笑 幼児芸を一向にやめないところがもういっそ大好きだよ(?)
毎年楽しそうで、そんなすがたを見れてうれしい限り。彼のおもしろさやさりげないすきなところがほとんど素の状態のなかでたくさん垣間見えるのがこのコーナーのいいところだなあと思う。飾らない本質ここにあり、みたいな。どうしてこんなにいいコーナーなのかなって考えた今のところの結論。

旅動画の次のコーナーが毎年ちがうポイント。
今年は「みずえようちえん」
びっくりでしょ。笑
昼の部では"みずえせんせい"、夜の部では"けんたせんせい"のエプロンを着ていて細かく凝ってるなあとか思ったし(そういうところも好き)わたしたちは園児だった。
建太くんのこういうあたりのセンスが好きっていつも言ってる。
で、何かというと、"絵本"だった。えほん。
思えばずっとおえかきしてるんだよね。驚異の画力を持つ推しはファンの前でずっとおえかきを続けてる。一年目のバーイベのグッズだったスマホリングも、二年目のエコバッグも、味のあるどうぶつたちが描かれていてわたしはけっこう、かなり、気に入っている。ニコ生配信でも描き続けていたね。
その集大成(?)ということで絵本をつくったらしい。おどろくべきことに絵本の才能もあるらしい(!)
ストーリーがとてもいい意味でシンプルでよかった。正直びっくりした。どうしてそんな才まであるの……?って。え、すごくない……?

そういえばこのコーナー、去年は「けむたすチャレンジ」で建太くんにやってほしいことを事前募集してその場でくじ引きして実行するということをやっていたのだけれど。そのときに25歳の目標を漢字一文字で習字で書くというお題で"吉"を運べる人になるということでとっさに"吉"と書いていたことに感動したのを去年の自分の記事を読み返してて思い出した。
本人は覚えていないかもしれないけれど、ほんとうに"吉"を運んでくれたなあって今しみじみ感じている。
まずファンとの交流の場にプチハッピーニュースというコーナーが設けられたことがそう。わたしたちはおたよりを応募するためにちいさなしあわせを日常の中から意識的に見つけようとするし、そうでなくてもこのコーナーは聞いているだけでもしあわせになれる。ある意味、吉を運ぶことそのものだなあと。
それからBANANA FISH東宝ミュージカルへの出演、荒牧さんとの期間限定ユニットでCDが出ること、などうれしいおしらせも多くあった。個人的にはおたよりを読まれたとき、建太くんの答えがほんとうにうれしかった。選ばれたことだけじゃなくて言われたことが。ずっと大切な思い出。
ファンからすればたくさんの"吉"を受け取っているよ。いつもありがとう。

そしてサプライズのターンでケーキが登場、ハッピーバースデーの歌を手拍子で届けたり。会場が手拍子だから建太くん自身が歌ってるのがなんだかじわじわとよかった。笑

最後は今年もライブコーナー。
一年に一度、建太くんの音楽を聴くことができる大切な時間。
ほんとうにほんとうに大好きだなあと思う。やっぱり彼の音楽が好き。曲の雰囲気も、言葉、世界観、声…とにかくすべてが好き。
建太くんを推しているいちばんの理由は歌だから、ずっとずっと歌っていてほしいと思ってる。
音楽って変わっていくものだと思う。そのとき生まれた音楽はそのときにしかないもの。そのひとのその瞬間の感性が反映されたもの。だからバンドやアーティストの音楽は年代によって評される。
たとえば役者としてなどいろんな経験をもっと積んで、磨いて、そしてよりよいアーティストになれるようにという思いを彼から感じ取っている。今はまだ機ではないのだろうな、という。自分に厳しいところ、妥協しないところがたしかに好きだよ。そういうところがいいんだ、って思う。
だけれど、今の建太くんの音楽も好きだから。それどころかずっと前から好き。だってわたしが一瞬で惹かれたのは、まさにきっかけと言うべきものは、おそらく三年ほどは前につくられたであろうcassisという曲。たまたまライブ映像を見てびびっときたの。それからいろんな曲を聴かせてもらえた。ほんとうに、ぜんぶ、好きだった。
建太くんとしては今ではないのかな、とかまだまだ先なのかな、とか勝手に勘ぐってしまうのだけれど(CDや音源やデビューといった音楽方面の話に関して)。正直なところ、わたしはずっと好きだからずっと音源かCDが欲しいとか早くデビューしてほしいとかずっとずっと思っていて。
まあデビューに関しては、音楽とは厳しい世界であるものだからたしかに時機は大事だし。よく考えたらわたしが八年も好きなひとだってデビューはしていないからそこはもういいかなって思えてきたのだけど。笑
とにかくかたちに残るものが欲しいのよね。だって、今は今で、とてもいいものを生み出しているんだから。素敵な音楽を。
もっと評価されるべきだってわたしは信じてやまない。いい意味で流行りでない、ほかにない、すでに唯一無二といえる作風というか。もっとたくさんのひとに聴いてほしい。だって、好きな人はぜったいに好きだよ。わたしと音楽の趣味が合う人は間違いなく好きだよ。(ちなみに邦バンドに絞るとlego big morlLAMP IN TERREN、雨のパレード、andropあたりである)
時が経つとともに、そして作り手が成長するとともに、生まれる音楽は変わっていくもの。磨かれていくもの。
ならば今この瞬間もかたちとしてほしい、とついつい願ってしまう。
cassisは三年くらい前かな?それよりもっと前であろう曲も聴いた。三年前と今を比べるとわかりやすく変化を思う。たとえばとくに思うのは、ヒプステを経てから曲中です韻を踏むことが増えたかなって。ヒプステに出るまでHIPHOPというジャンルには触れたことがなかったと言っていたし。
bitterの「憧れはけがれに焦がれる」というフレーズが何回聴いてもすごく好きで。この曲はヒプステより後なんだよね。それにしてもほんとう、この言語感覚がはちゃめちゃに好きだなあって今またしみじみ……
そういうわかりやすいところだけではなく、体感的に感じる部分でも変化とはやっぱりあるもの。どんどんよくなってる、というのもすごく感じる。
だけど、だけどだよ?(?)磨かれていくのも変わりゆくのもよく分かるけれど、わたしはずっと前から好きだし今も好き、きっとこれからも好き。だから今この瞬間をもっとたくさん聴きたい(できればかたちもほしいというわがままもあり)って思う。
とはいえ。
今この瞬間の音楽をたくさん聴けるのは今ファンである者、わたしの特権。彼の音楽をずっと聴いてきたんだっていう誇りがここにある。それはそれでとくべつで、いいかもって思ったりなんかして。
バーイベでいつも新曲を聴けることがうれしい。今年もほんとうに大好きだった。大好きすぎて一年に一度では足りないよ。もっとたくさん聴きたい、それが叶う日をいつまでもずっと待ち続ける。そして今この瞬間の感情を大切にする。

音楽のことになると長々と書き綴ってしまう。
だけどけっきょく、このイベントを通して考えたことのひとつには違いないから。


三度目のおめでとう。すきなひとの誕生日というのは、いろいろなことを考える。
今日。一年前ほど、好きだという感情のままにひたすら推し活をしていられなくなった。こればかりはわたしが社会人を舐めていたとしか言えないけれど、生きていくのにあらゆる変化はつきもの。だから"ずっと"応援していくことの難しさを痛感している。"ずっと"という言葉の脆さと果敢なさを。
だけど、どうしてか。やっぱり"ずっと"好きなんだろうなと思う。改めてそう感じた、三度目のおめでとうである。
たしかに自分にできることは大きく変わり、推し事スタンスの価値観も変わった。だけどそれはそれ。そもそも、だれかを好きでいること、推すことに関してはすべてが自分基準であり世の中だとか周りだとかはまったく関係がない。好きであることは何にも阻まれず自由なのだ。
純粋に自分自身とステージの上のあなた。ただのふたり、一対一。そう考えたときに、あぁやっぱり、ずっと好きだなあと。
誰かを好きだ、素敵だと思うことって、だれにでもできること。資格もなにもいらない。応援してなきゃ好きじゃいけないなんてことはありえない、ありえてはいけない。
だからこそ好きだという感情をたしかなものとして持ち続けられるのはすごいこと。
だって、そう思わせてくれるのだから。応援というかたちに変化が起きたとき、そのかたちによって保たれていた「好き」ではない。つまりそれは自分自身の力ではなく推しの力によるものだから。好きでいられるのはすごいことだ。
自分の置かれた環境が変わっても応援のかたちが変わっても、好きだという気持ちが変わらないとしみじみ分かったことでまたひとつ強くなれた、そんな気がする。
推しが好きなんじゃなくて、好きだから推している。
好きだという気持ちを大切に守っていきたい。
バーイベを経てまた感情があふれだして、今そんなことをぼんやりと考えている。

拝啓、わたしたちのマスター。
誕生日おめでとう。
あなたのようなひとを好きになることができて幸せ者だよ。わたしの人生にひとつの彩りを添えてくれてありがとう。
これからもありのままで、貫きたいことを貫いてください。どうか素敵な未来がありますように。
!HAPPY BIRTHDAY!


なお今年のブロマイドの種類は過去最多91種(2019年:82種、2020年:72種)+卓上カレンダー
衣装担当が好きなスタイリストさんでうれしい限り。